ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】

「貴方も・・・そうなんじゃないかなって思って。よく整理してみて下さい。いつの間にか、『自殺したい』が『自殺しなきゃ』に変わってませんか?」



整理って・・・・言ってもなあ。


俺はもう、疲れてるんだ。嫌なんだ、帰るのは。


でも、確かにどうだろう?帰りたくないけど、自殺したいか?



「変わってしまってるかも・・・・。」


俺がポツリと呟くと、彼女はやんわりと笑った。薄い茶色の天然パーマがかったセミロングがふわりと風になびいた。



久し振りに他人の笑顔で温かくなった気がする。



「でも俺は、帰りたくないんだ。自分が元居た場所に。あそこはもう・・・ダメなんだよ、俺は必要ないんだ。」



どうすればいいんだ?最善を考えるたびに糸は絡まってゆく。




「けれど、自殺したいとはもう思ってないんですね?」



「ああ。」


そこは即答だった。



「じゃあ・・・・



明日も此処に来れば良いじゃないですか。」




「え・・・?」



「明日といわず、明後日、明々後日だって来ても良いんです。ずっと此処に来て、私と話ましょうよ。」