今までどこかやんわりとしたオーラだった彼女は、いつの間にか説得力のある空気を纏っていた。
俺は動かなかった。いや、動けなかった。
「あなたは、この廃墟を見たときどんなことを思いました?」
形成逆転でもされたような・・・というか実際されてるとしか思えない。彼女が放つ言葉を受け止め、答える側に俺はまわっていた。
「酷いって・・・思ったかな。」
彼女は唇をぎゅっと噛んでみせた。その行動の真意は読めない。
「けど、綺麗だよ。」
ほんの少し、顔が明るくなった気がした。
「俺が今まで生きてきて、その中で見たどんな景色より人より綺麗だと思う。」
俺はいつの間にか、自分の本心を語っていた。本来ならそんなイカれてる発言控えるはずだが。
「やっぱ・・・おかしいよな。綺麗だなんて思うのはさ・・・。」
「おかしくなんて無いですよ。」
彼女の口が、動く。
「むしろ嬉しいです私は。やっぱりおんなじ経験してる人はおんなじ考えを持つんですね。もっとも、心をカケラだけでも持っていればの話ですが。」
おんなじ・・・経験だって?
それって・・・。
俺は動かなかった。いや、動けなかった。
「あなたは、この廃墟を見たときどんなことを思いました?」
形成逆転でもされたような・・・というか実際されてるとしか思えない。彼女が放つ言葉を受け止め、答える側に俺はまわっていた。
「酷いって・・・思ったかな。」
彼女は唇をぎゅっと噛んでみせた。その行動の真意は読めない。
「けど、綺麗だよ。」
ほんの少し、顔が明るくなった気がした。
「俺が今まで生きてきて、その中で見たどんな景色より人より綺麗だと思う。」
俺はいつの間にか、自分の本心を語っていた。本来ならそんなイカれてる発言控えるはずだが。
「やっぱ・・・おかしいよな。綺麗だなんて思うのはさ・・・。」
「おかしくなんて無いですよ。」
彼女の口が、動く。
「むしろ嬉しいです私は。やっぱりおんなじ経験してる人はおんなじ考えを持つんですね。もっとも、心をカケラだけでも持っていればの話ですが。」
おんなじ・・・経験だって?
それって・・・。



