ふちどられたミライの中で【ケータイ小説向上の会企画作品】

「おいっ・・・何だよ此処って心霊スポットとかそんなん・・・・



「たす・・・・けてぇっ・・・・ケホッ・・・うぁったすけって・・・。」



途切れ途切れの悲痛な叫びは、どこか少女のような声。って待てよ!



本当に幽霊とか・・・・あっでもこの先俺もなるかもしんねえし・・・いっか。



俺は早足で声のする、コンクリートの溜まり場(?)に向かう。ゴロゴロと散乱するコンクリートは時が経っているとはいえ軽くなっている事は無さそうだ。


ほんの少しの隙間から腕が伸びているというのは何とも不気味な光景でしか無かった。


だが、段々力を無くして行く腕を黙って見過ごしてしまうのも、それはそれで後が怖い。



勇気を出して腕を掴む。



「あっ・・・・・。」



掴んだ瞬間、声をこぼしてしまった。僅かな恐怖心故か遠目だったせいなのか気が付かなかったが、腕はとても細い。


声からして判断はつく筈だったのだが。



このまま力一杯引っ張っても大丈夫なのか?


そんな疑問と葛藤中に再びコンクリートの奥から声がした。




「すいまっ・・・せ・・ん。頭っが・・・ひっかかっているので・・・周り・・・寄せて・・・あぅっ!痛っ・・・。」



はっとして腕を放した。

何やってるんだよ・・。