この人達だったら信じてみよう



きっと君たちは私を裏切ったりしない



なぜかそんな確信がある



扉を開けて



一歩ずつ



一歩ずつ踏み出そう



黒蛇とや命とのつらい記憶を上書きするように



君たちの隣で歩いてゆきたい



それを思うには十分なことだ



私の名前を呼んだんだから



ギィィィィ



扉をゆっくり、ゆっくりと開ける



きしむ音がどんどん大きくなる



真っ暗部屋から真っ白な光が差す扉の向こうへと進む



そこにいたのは優しく笑う三人の人



「やっと、やっと出てきてくれたんだな、俺たち天神の姫になってくれ、天芭俺たちは黒蛇とは違う、俺たちはお前を裏切らない」



私を必要としてくれる



君たちを信じてみたい



信じたい



「君たちが、私を必要としてくれるな、私は、あなたちを、、、‘‘信じます‘‘」



新しい物語が始まるように