僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory









そして緊張のまま迎えた自然の森

行きで美夜がバス酔いしたみたいだけど

白羽のファインプレーでなんとかなった



自然の森を占める偉いおっちゃんの話を聞いて

黒岩さんが何か言って来たのを白羽のお蔭で流せて

自由に遊べる時間を迎える



バスの中でもおっちゃんの話を聞きながらも緊張していた

樹と上手く話せるかなって

だけど樹はいつも通り…いやいつも通り以上に話してくれて

私はいつの間にか緊張を忘れて一緒にはしゃいだ

幼い頃に戻ったみたいに虫捕りや釣りを楽しんだ





そこで私は樹から白羽が美夜を好きだと聞いた

どうりであの見るからにヘタレな白羽が頑張っていたんだ

あれは全て美夜が好きだからだったんだね!

恋ってやっぱり素晴らしいものだなぁ

私は改めて実感した




午後5時

美夜とふたり

各班に振り分けられた食材や調味料などがはいったカゴを持っていると





「そういえば萌
柿沢くんに告白しないの?」




思わず私はニワトリになった

それほど私は突然の美夜の発言に驚いた