「…萌と柿沢くんは良いよね」
白羽の方へ体ごと向けていた美夜が笑いながら言う
どうやら挨拶に行きたいみたいだけど
クラスでは滅多に接点がないから諦めたみたい
…まぁ席も離れているしねぇ
「何が?」
どこが良いのよ
幼馴染って面倒な関係だよ?
「近づいたって幼馴染ですって言えば良いんだから
あたしと白羽くんは何の接点もないんだよ?」
…まぁ幼馴染と言う関係だからお互い下の名前で堂々と呼べているんだろうけど
幼馴染だから言えないこともあると思うなぁ
「自然の森に行くときにもっと仲良くなりな
そうしたら教室で話しても問題なくなるから」
「そうだよね…頑張る!」
私の言葉に力強く頷く美夜
私も自分の言葉に頷いた
私も美夜を見習って頑張らないと
自然の森で小さい時みたいにまた仲良くなるんだ
こんなぎこちない関係とはオサラバしてやる!
私は心に決めた


