「…別に良いけど……」
目線を私たちから外しながら言った樹に
私はその場でガッツポーズをしたい気分だった
だけど頑張って抑えた
嬉しかった
樹と一緒に行けることが
美夜も白羽と一緒に行けるし
…絶対に楽しもう!!
放課後
白羽の病室に寄って帰ると言う美夜を見送り
私は2番目に教室を出た
そして校門の所で彼を待つ
彼氏を待つ彼女の気持ちがわかった気がした
私もいつかは樹とそういう関係になりたいなって思うのは我が儘かな?
それとも自分勝手?
そんなことを考えていると
樹が歩いてくるのが見えた
私は精一杯明るく振る舞って樹に声をかける
「樹っ!」
「…萌」
「たまには一緒に帰ろうよ
家も隣同士なんだからさ」
断られるかな…?
心臓がバクバク音を立てていた


