僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory








「…ゲホゲホッ…ゴホゴホッ……」




全部戻しきった斗真は発作を起こした

ナースコールで松永先生を呼び処置してもらうと

疲れ切ったのか眠ってしまった





「そっか…戻しちゃったか…」


「はい……」


「体調が安定していないね…
点滴も少し変えてみようか」




空兄とふたり

眠っている斗真を見る





「……オレあんまり風邪引かないけど」


「空兄?」


「結構辛いんだろうな
何で…オレじゃないんだろう…

どうして1番幼い斗真なんだろうな」


「空兄…
その気持ちは凄いわかるけど…

斗真の前で言っちゃいけねぇよ」


「…だよな」


「…でもオレ
叶うのならば斗真と変わってやりたい」


「斗真には…
幸せになってほしいもんな」





好きな子でも出来て

友達にも恵まれて

幸せになってほしい

―――オレたち兄弟の共通の願いだ