オレと空兄は來兄と別れ
食堂で軽く昼食を済ませた
早く戻って斗真の食べる様子を見てねぇと
「あなたたちって
斗真くんのお兄さんたちですって?」
「そうスけど…?」
食べ終わったカレーライスの食器を置きに向かうと
食器洗いをしていたおばちゃんから言われた
「斗真くんお大事ねぇ」
「あ…はい
ありがとうございまっす
夜オレたちの兄がお世話になります」
「斗真くんが食べられるようになるのなら
いくらでも貸すわよ!」
廊下を歩きながら空兄と話す
「すげぇよな斗真…
オレよりもこの病院では有名な気がする」
「まー1歳にも満たない時からいるからな
色々な所に話が行くんだろ」
病室に着くと
斗真は來兄が持ってきた本を読んでいた
題名を見ると著名な作家の推理小説
題名だけは知っていたけど
軽く300ページはある小説だ
この時斗真は小学6年生
よくもまあこんな小説読めるな
オレと空兄は無言で感心してしまった


