次の日
荷物と共に朝一番に病院へ向かった
「とーうま!」
「…あ…お兄ちゃんたち」
入ってきたオレらを見て微笑む斗真
だけどその笑顔は少し苦しそうに見えた
「…また入院だな」
「しょうがないよ
慣れているし大丈夫!」
「…そっか」
それが嘘だとオレたちは知っているけど
斗真から本音を言わないから何とも言えない
嘘だろ?と責めたくはない
「そういえば朝ご飯は食べた?」
洋服などの荷物を
病室備え付けのタンスにいれながら來兄が聞く
ハッと斗真が息を飲んだ音がした
「…食べたよ?
全部は無理だったけどね」
ニコッと斗真は笑みを浮かべた
それを作り笑いだと見分けられないほど
オレたちは出来ない兄じゃない


