松永先生の向かいに斗真を座らせる
毛布を2枚羽織っているけど
唇は紫色に近い色に染まっていて寒そうに見えた
「んー…熱あるね」
体温計を見た松永先生が呟く
見せてもらうと39度7分
ほぼ40度だ
「斗真くん寒い?」
何も言わないけどこくりと頷く斗真
座っているけどかなりふらふらしていて
今にも落ちそうだった
「…ちょっとこっち寝転がろうか」
診察室にある小さなベッドに寝転がせる
寝転がった途端
まるで土鍋にはいる猫のように丸くなった
「…ちょっと待ってて
何かかけるもの持って来よう」
松永先生が看護師さんに指示をすると
すぐに毛布を3枚ほど持ってきてくれた
合計5枚斗真にかぶせると
やっとそこで震えが治まった


