夕ご飯のカレーを作っている時
俺は萌に告白しようと決めていた
それなのに
萌には好きな奴がいて
告白しようと決めている
そう聞いた時は信じられなかった
斗真に肩を掴んで止めてもらわなければ
俺は思い切り暴れていたかもしれない
好きだったんだ
俺はずっと萌のことが
萌以外あり得ねぇんだよ
段々となかった自信が
湧き上がる気がしてきた
俺が萌を
斗真が黒木さんを好きだと言うことが
クラスメイトに広がった
危うく斗真が発作を起こしかけた
危なかったから1人にさせたけど
…もしこれが萌や黒木さんが聞いたら
しかもその原因が黒岩だと知ったら
…ふたりが何かしかねない
俺は何も言わなかった
萌が何度も俺に
「私たちがいない間に何かあったの?」と聞いてきたけど
何も言えなかった
折角(せっかく)湧き上がった自信が
どんどん薄れていく気がした


