「オレ…斗真に1番言っちゃいけねぇこと…」
思わず泣きそうになった
過去の自分の言葉が
幼い弟を傷つけたことが許せなくて
「…斗真は…」
空兄が口を開いた
「斗真は…
人一倍人間の負の感情に気づきやすい
だから…あんまりそういうことは言うな」
「ごめっ……」
「まぁ…竜真のせいじゃない
竜真が気にすることじゃないその悩みは
だから…モデルやるの続けろ」
「…ありがと…空兄……」
ポタッと涙が1粒床に落ちた時
処置室の扉が開いて松永先生が出てきた
オレたちは同時に立ちあがった
「今は落ち着いたし熱も下がったけど…
斗真くんは夜になるにつれ上がって行く
どうする?
帰っても白羽家なら大丈夫だけど
帰るかい?」
オレたちは同時に頷いた


