そして1ヶ月後
「……行って来ます」
オレは見事面接に合格し
今日寮に引っ越すこととなった
キャリーバッグに必要な荷物だけを詰めた
他のはもう宅急便で寮に送ってある
「気を付けてねクウ」
「お酒は20歳になってからだよ」
「借金の保証人になるなよ?」
父さん・來兄・竜真が玄関で見送ってくれる
斗真は昨日の夜から熱が下がらないため部屋にいる
さっき覗いたけど眠っていたから起こさないことにした
「わかってる
ちゃんと約束は守るよ
借金の保証人にもならない」
「辛くなったら帰って来て良いんだからな」
「うん」
オレは腕時計に目をやった
もうすぐで昨日決めた家を出る時間だ
「…じゃあ行ってきます」
オレは玄関の取っ手に手を置いた


