「斗真?」
もう1度呼ぶけど応答がない
隣に座る竜真や父さん・來兄が呼びかけ
やっと反応した
「……ん?どうかした?」
「トウ
どこか具合悪い?」
「……平気」
「嘘つかないで」
「……少し眩暈がしただけ」
小さい頃から病気がちだったから
斗真はかなり我慢強い子になっている
ちょっとやそっとじゃ誰にも本音を話そうとしない
…言わなくちゃ悪化するってことわかってんのか?
「そっか
じゃあ部屋に戻るか?トウ」
「……でも…」
「でも?」
「……皆と一緒にいたい」
小さく
かき消されてしまいそうなほど小さく
斗真は呟いた


