「來兄…竜真
お前らが反対する気持ちもわかる
だけどオレ
1日中考えたけどやっぱり忘れられないんだ」
オレが反論すると思っていなかったのか
來兄と竜真は黙り込んだ
「……斗真はどう思う?」
父さんが斗真に聞いた
斗真は冷えピタを貼った顔をこちらへ向けた
「僕は
空真兄ちゃんがやりたいって言うのなら
賛成するよ」
まさか斗真が賛成すると思わなかったのか
隣に座る竜真が驚いて箸をテーブルの上に落とした
「はっ!?
斗真…それ本気で言ってんのか!?」
「僕はいつだって本気で言っているよ」
「と…斗真……」
斗真は普段から家にいる――というか家から出られないので
家に大量にある本を読んで暇を潰すことが多い
だからたまに年齢に合わず妙に大人びたことを言うのだ
我が弟ながら恐ろしい


