僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory









萌と同じように

黒木さんも斗真を庇っていた

その目はふたりとも真っ直ぐで揺るぎなかった




「書くよ…萌に柿沢くん」


「わかった!」


「…よろしくな」




黒木さんは自信満々に紙を書いた

俺と斗真の名前も

それをクラスメイトの視線を浴びながら

担任へと出しに行く




萌も黒木さんも

周りからどう思われようが

俺と斗真を庇ってくれた

…俺も頑張らねぇと

だから斗真も頑張れよ

絶対に来いよ…自然の森

思い切り楽しむんだからな…!






放課後は黒木さんの提案で

萌と一緒に斗真の家に行くことになった

斗真の家族は見たことあるけど

家は実際に行ったことない

家族多いし…金も結構あるだろうから

大きな家だろうな

…そう想像していた