僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory









家族が反対しているんだし

大体ホストも危ないし

成功するかわからないし





「諦めちゃうの?ホテル」


「…ホテルじゃなくてホストな」


「そうだった
…諦めちゃうの?ホスト」


「……斗真はどう思う?」




斗真も家族だから

意見を聞いておきたい





「僕は…
お兄ちゃんの好きなようにすれば良いと思う」


「オレの?」


「だって…お兄ちゃんは僕と違って元気だから
自分がやりたいって思うことやれば良いと思うな」




哀しげな笑みを浮かべながら独り言のように話す斗真




…そっか

斗真は弱いから滅多に学校なんて行けないで

病院と家の往復でしか外に出ることもなくて

やりたいことだっていっぱいあるはずなのに

無理だって諦めてきたことが多いんだ






“自分”がやりたいことを

斗真は出来ないんだ―――――