片手で軽い斗真を支え
空いた片手でリビングへ続く扉を開け
誰もいないソファーに横たわらせた
そしてリビングに置いてある小さなボックスから薬を取り出して
水と一緒に渡して飲ませた
…いつもこの行為は來兄と竜真がやっていたから
オレがやるのは初めてかも
てか弟なのにオレは滅多に関わってこなかったから
…何だか他人に思えてしまう
「……ありがと…」
「ん」
一旦は落ち着いたらしい斗真からお礼を言われたけど
オレはそっけない返事しか出来なかった
すると斗真がコテンと首を傾げていた
…コイツ女だったら惚れてたかも
「……どうした?」
「…あ…別に…何でもない」
「勿体ぶらないで言って良いけど」
我ながらそっけないと思うけど
オレは來兄や竜真のように接せられないや
…弟なのにどうやって接すれば良いのかわかんないし


