「んっ……おに…ちゃん……?」
か細い声にボクらは反応した
急いで落ち込んでいた気持ちを仕舞いこんで斗真に話しかける
「大丈夫?苦しくない?」
「平気…ケホケホッ…」
「あんまり立ち上がったりしちゃ駄目だよ?
斗真は貧血で倒れることも少しあるんだからね」
血圧が低いからか
勢いよく起き上がっただけで倒れそうになることもある
松永先生は
「まだ小さいから体力もつかないんだよ」と言っていた
「…ごめんなさい……」
「謝らなくて良いぞ斗真」
「竜真の言う通りだ
何にも心配しないでゆっくりしていれば良いんだよ」
さっきまでの喧嘩が嘘のように
ボクらは笑顔で斗真に接していた
だけど斗真は今にも泣きそうな表情でボクらを見た
「……僕のせい?
お兄ちゃんたちが喧嘩していたのって…」


