僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory








てか…マズい

この黒岩って奴は斗真を嫌っている

…これじゃ斗真が自分を責める

コイツが自分を責めると……





「……ッ」


「…斗真?
おい斗真!大丈夫か?」





コイツは倒れるんだ…

苦しそうに胸元を押さえて

荒い息を繰り返していた




「斗真!しっかりしろ!
お前薬とか持ってねーの!?」


「……か…鞄の中……」




俺は斗真の声を聞いて

鞄を漁る

すぐに袋に入った錠剤が見つかった




その薬を飲んで数分後

苦しいのはどうやら収まってきたみたいだ

だけど俺が持っている斗真の腕が熱い

…朝計った時は平熱とか言っていたくせに

熱上がってきたのか…?

見るからに具合悪そうだし





「斗真
お前早退でもすれば?」


「…でも……」


「大丈夫だ
安心しろ……な?

斗真がいなくても
俺らは俺らでしっかりやっておくから」


「……ありがとう」


「お前は休んで
当日絶対に来いよ?

来ねぇとぶっ飛ばすから」


「……うん」





熱のせいなのか赤くなってきた顔で斗真は笑う

少し脅かしちまったけど…良いよな斗真