背中に乗る真琴が道案内をしてくれて
ボクは初めて真琴の自宅に到着した
「…真琴の家って大きいんだね」
どこの物語の豪邸だ!?
真っ赤な屋根に
白いレンガ模様の壁
門も大きいし
有刺鉄線が張り巡らされていた
「お父さんがね
一目惚れして中古で買ったんだって」
「…そうなんだ」
中古でいくらぐらいするんだろうか…
そう思って考えるのをやめた
想像するだけで怖くなったから
インターフォンを押すと
中から若そうな男女がふたりやってきた
「「真琴!?」」
「ただいまパパ…ママ」
今更ながら緊張してきた
だけどもう後戻りは出来ない
するつもりなんて…ない


