「真琴っ……」
「心くん…わたしで良いの?」
「真琴以外好きになれない
ボクが絶対に真琴を幸せにする」
「心くんっ……」
真琴は目に光る涙を浮かべながら綺麗に笑った
常に真琴は笑っていたけど
花のように笑う真琴を見るのは初めてだった
そこで思わず理性が吹っ飛んだのか
初めてそこでボクは真琴にキスをした
最初は驚いていた真琴だけど
ボクの慣れないキスを受け止めてくれた
そして高校3年間は
真琴を支えられるように勉強と
真琴に本物の指輪を買うためのバイトと
真琴に会いに行った
忙しくて毎日は会いに行けなかったけど
会う度に真琴は自分からボクにキスをしてくれた
真琴のご両親は忙しく
ボクと出会うまで真琴は殆ど1人だった
たまに入院中の子どもに会いに行く時もあったけど
それは真琴の体調が本当に良い時だけ
真琴はボクに言ってくれた
「心くんが初めてわたしの傍にいてくれる人だ」と
1人ぼっちだった真琴の中に
ボクは初めて手を差し伸べた存在だったのだと
「…真琴
真琴は詩人になれるね」
「えー?何それ」
真琴もだよ
真琴は初めて大事にしたいって思った
ボクの可愛い女の子なんだよ


