変わっていないと言われるボクと比べ
真琴は変わっていた
肩につかないぐらい短かった髪は
胸元の辺りで内巻きに出来るほど長くなり
元々すらりとしていた手足は
ますます真っ白になって水色のパジャマから見えていた
あの頃から大人っぽかったけど
ますます大人っぽくなっていた
…同い年に見えないほどに
「…………」
「心くん?」
「……あ…ごめんね?
何でもないんだ
真琴は最近どう?」
「…相変わらずだよ?」
ニコッと真琴は笑ったけど
最初に少し聞こえた間と「相変わらず」が
…真琴の病気は治っていないんだと知らされた
「そっか」
「心くんは?
喘息の発作はまだあるの?」
「最近はないよ」
…交換できれば良いのに
真琴の病気もボクにわけてほしいな


