僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory








次の日

アタシはいつも通り学校へ向かった





昨日の夜6時ぐらいに昌のお母さんが迎えにきた

眩暈は治ったみたいだけど咳が残る昌を見て

おばさんは溜息をついていた




『家でゆっくりすれば治るでしょ』


『うん…ケホケホッ』


『昌っ……!』


『じゃあね梓紗ちゃん
ありがとうね色々と…助かったよ』




何かおばさんに言ってあげたかったけど

昌に笑顔で無言の制止をされてしまった







はぁ…とアタシは溜息をついた

昌のお母さん…どうして?

昌のこと大事に思えないんだろうか




今日で何回目になるかわからない溜息をつきながら教室の前扉を開けると

お喋りで溢れていた教室が一斉に静かになった

アタシは扉に手をかけたまま足と思考が止まってしまった