僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory









「それで同時に
黒岩さんがクラスで良い印象持たれてないって聞いた

“昨日梓紗ちゃんが泣きながら話してくれた
本当は独りが嫌いなくせに素直じゃないから人を傷つけるんだ”

って金森くん笑ってたよ」


「…昌……」


「良い幼馴染持ったね黒岩さん」


「……白羽」


「何?」


「さっき言ったじゃない…?
僕のこと気にしないで良いよって

どういう意味?」


「…これは黒木さんに聞いたことなんだけど

黒岩さんは僕に水をかけて僕が入院することになったから
クラスメイトから良い目で見られていないんでしょ?

僕はそんなの気にしてないよってこと」


「…許すってこと?」


「そう」


「どうしてそう簡単に許せるの?」


「…言ったでしょ?
自然の森で

僕は黒木さんたち大事な人が傷つけられたらそりゃ許さないよ
だけど僕だけだから大丈夫」


「良いの?それで」


「うん

それに僕も
それだけの理由で黒岩さんがクラスで仲間外れになるってのも
嫌だからねぇ」







白羽はおどけたように笑った