「あっ……!」
「あっ」
黒木総合病院の敷地内を歩いていると
目の前からアイツがやってきた
「……白羽…」
最近ずっと休んでいるから顔を見るのは久しぶり
…アタシのせいで入院していたんだ
顔を見られなくて逸らした
「黒岩さん
金森くんのお見舞い?」
何も言えないで黙り込んだアタシと対照的に
白羽はさも当たり前かのように普通に話しかけてきた
「なっ…!?知ってたの?
アタシと昌が幼馴染だって…」
「下の名前で呼び合うとか幼馴染だって関係は知らなかったけどね
ふたりが知り合いだって知っていたよ」
「…恐ろしいわね…アンタ……」
白羽の持つ薬のはいっているらしいビニール袋が風に揺れた
もうすぐ秋だからか白羽はパーカーを羽織っていた


