確か…今の時間は音楽だから…音楽室のはず
アタシは誰もいない教室に入り
自分の鞄を手に取った
昌の鞄は昌の横に置いてあった
「昌…行くよ」
戻ってきたアタシは
昌に声をかけた
「どこに…ゲホゴホッ……」
「良いから黙ってついてきなさい」
アタシは踵を返して歩きだすけど
後ろからついて来る気配がない
…立てないんだ
熱が高すぎるとそうなることあるから
立てたとしてもすぐに倒れてしまう
アタシは再び椅子に座り
自分のスマホを取り出した
校内では使用禁止だって言われているけど
今は緊急事態だと割り切る


