僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory








次の日のお昼休み

アタシはいつも一緒につるむ友達と別れ

一人トイレへ向かっていた



アタシはよく巷で聞く“一緒にトイレ”とかはしない

興味ないのそういうの




トイレへ続く扉を開けると

“アイツ”がいて思わず顔をしかめたのが自分でもわかった





「…黒岩さん」


「美夜」




アタシと昌の在籍するクラスの委員長・黒木美夜

成績優秀でスポーツ万能な頼れる容姿端麗な女の子

…アタシが持っていないものを全部持っている子





あの日―――自然の森へ行った日から

アタシは美夜に必要最低限関わらなくなった

…別に良い

美夜と一緒にいると嫌なの

現実を知らされるようで怖い





「黒岩さん…」


「……何よ」





何かを言おうとして口ごもる美夜

…言いたいことがあるのなら早く言いなさいよ