僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory









「樹は白羽といつ出会ったの?」


「いつって…小学生の頃」


「どうして会ったの!?」


「萌…覚えてね?
俺小学生の頃一時期入院していたの」





久しぶりに萌と話した

話の内容が斗真絡みだって言うのは許せねぇけど

俺は出来る限り無表情を貫いた

気を少しでも緩めば笑ってしまいそうだったから




「柿沢くんっ!」




俺と斗真が出会った経緯を伝えると

俺を拝むように黒木さんが手を叩いた




「自然の森へ行くときの班
一緒になってください!」


「……は?え?」




いきなりで信じられなかった

どうして黒木さんが俺と?




「柿沢くんは萌の幼馴染だから言います
あたし実は…白羽くんが好きなの!」


「「「はあっ!?」」」




この事実には俺だけじゃなく

竜真さんや先生までも驚いた