「知ってますよ
白羽斗真くんですよね?
保健室に行った白羽くんに鞄を届けたのも
あたしですよ」
そういえば国語の授業中
白羽が具合が悪いのを先生に訴えて
保健室に行った
だけどなかなか戻ってこないから
黒木に保健室へ様子を見に行くよう言ったんだ
…先生が黒木に頼んだの忘れてたわ
保健室で休んでいたみたいだけど
具合が悪いのは治らなかったようで
白羽は戻ることなく早退した
教室に戻ってこなかった白羽の鞄を保健室に届けたのが
そういえば黒木だったな
「じゃ知っているな
白羽が早退したの」
「はい
早退すればって言ったのあたしですし」
「マジか」
さすが黒木総合病院院長の娘
苦笑して本題に入る
「白羽の家にプリントを届けに行ってくれないか?
自然の森へ行くの伝えたいんだ
明日班を決めようと思うからな」
「わかりました」
住所を教えると共にプリントを渡すと
黒木は大きく頷いて職員室を出て行った
「……?」
何で黒木…
あんなに笑顔だったんだ?
スキップしていたんだ?
…オンナゴコロってやつなのか?


