心さんの通話を終え
俺は学校へ向かう
職員室で出席簿などホームルームに必要なものを持ち
職員会議を終え
俺は自分の教室へ歩いていた
まだ生徒が廊下に溢れる時間
多くの生徒が友達と談笑する中
俺は1人の生徒に目がいった
キョロキョロと紙を片手に辺りを見渡す眼鏡の男子
俺は驚かせないよう肩を2回ほど叩いた
…結局は驚かせてしまったが
「おぉごめんな
どうした?
何か探しものか?」
「…………」
黙り込み眼鏡越しに俺を見る男子
マスクをしているせいなのか眼鏡が少し曇っていた
「……白羽?」
もしやと思って声をかけると
男子は黙ったままこくりと頷いた


