僕があの子を好きになっても良いですか?anotherstory







それから1週間後

大体誰が誰と仲良いかわかり始めた頃

職員室に電話がかかってきた

かけてきたのは白羽斗真の父・白羽心(こころ)さん


1週間前白羽が欠席すると聞いて

それ以来心さんとは頻繁に連絡を取り合っていた

内容は主に白羽の体調について

何が良くて何が駄目かもしっかり聞いた




『いやぁ…
先生みたいな人が担任で良かったです

以前の担任は
こんなに聞いてきませんでしたから』


「聞きすぎですか?」


『いえ…感謝しているほどです
ありがとうございますね佐藤先生』




そして今日

心さんから俺は白羽が学校に来ることを聞いた



『なにぶん病み上がりなので…
ご迷惑をおかけすると思いますが』


「大丈夫ですよ
むしろこれでクラス全員揃うんだと思うと
俺は楽しみでしょうがないですね」


『人見知り激しい子ですけどね』


「いえいえ
俺も人見知りですから」




まぁ俺の場合は

ガキの頃滅多に人と関われなかったから

その影響もあるんだろうけど