次の日
一応全員の名前は出席番号順に覚えた
あとは顔を一致させるだけだな
母ちゃんからのお願いを忘れ
俺は今日使うプリント類を持って職員室を出ようとした
そこで俺は名前を呼ばれた
学年主任の女性教師からだった
「佐藤先生
お電話ですよ」
「わかりました」
受け取ったものの
俺の脳内はクエスチョンマークが占めていた
誰からだろうか?
「もしもし?」
『あ…佐藤先生、ですか?』
確認するようなのんびりとした声
それか元からのんびりした話し方なのだろうか?
「そうですけど」
『初めまして
ボクは白羽斗真の父ですが…』
白羽斗真
昨日聞いた…ある意味での問題児
どうして白羽の親父が?


