「お〜、宮城!早かったじゃん」 ファミレスにはいって、わたしの存在にいちばんに気づいた大和くん。 「あ、こんにちわ。誘ってくれてありがとう」 「ほら、ここすわんなよ」 そういって、にやにやしながら水野くんの横をさす。 「い、いいの?!」 休みの日に水野くんにあわせてもらって、それだけですごく幸せなのに… いちばん近くにいけるなんて! 大和くん…あなたは天使様ですか。 大和くんの返事を聞くまえに、わたしは水野くんのとなりへ腰をおろした。