そこから動くなよ、って言われたけれど、あれだけで場所がわかるのかな…。 大和くん、ごめんね。迷惑かけちゃって それから10分が過ぎたころ 「…はぁっ、おい!」 路地裏のいりぐちの方に背の高い人影がみえた。 大和くんがきた、そう思ったけど……その声の持ち主は…… 「お前…なに、してんだよ」 水野くんだった。