冷たい君と青春中。



こわくて、ぎゅっと目をつぶった。

だけど想像していた音はしなくて、うっすらと瞼を開く。

「…あれ?」

金髪くんの振り下ろされたはずの腕は水野くんが握ってて、


「お前たちのせいで家に帰んのが遅くなる」


「し、知らねーよそんなの!はなせよ!」


「その代わりそのメガネ解放してやれよ。」


水野くんがそういったら、金髪くんはとりまきのみんなに、行くぞっ!と言い走っていった。

水野くんがいった、メガネ…くんは、さっきまで殴られていた男の子で