ど、どうしよう…、助け、なきゃ。だけど、どうやって?女のわたしがどうやって止めるの? こういう時、人間は凄く冷たいとおもう。 だってみんなその男の子たちに気づいているのに、見てみぬふりをしているからだ。 どうしようどうしよう、どうしたらいいの! おまわりさん?それとも、駅員さん? 「…ゔっ、」 わたしがそんな事を考えている間にも男の子は殴られたり、蹴られたり。 「助けなきゃ…!」 地面に根がはったような重たいあしを無理やり動かして、その子達のほうへすすむ。