気が付いたら夜になっていた。
いつの間にか寝ちゃってたみたい。
鏡を見ると、泣きながら寝ていたのか、頬に涙の跡が付いていた。
私はムックリと起き出して、夕飯の支度をしに下に降りて行った。
帰りが遅いと言っていた両親はまだ帰っていなくて、正直安心した。
だって、泣いてたのばれちゃうもん。
パチンと台所の電気をつける。
手早くエプロンをつけて、冷蔵庫を確認する。
あ、卵と鶏肉がある。
親子丼にしようかな。
2合のご飯を準備する。
シャカシャカ洗って、炊飯器をセットした。
冷蔵庫から必要な具材を出して、作り始めた。
父さんと母さん、まだかな。