理「送ってくれてありがと。別に一人でも帰れたのに。」
マンションの前でバイクに跨る翼にお礼を言う。
この状況から見て分かると思うけど、私は倉庫からマンションまで翼に送ってもらったのだ。
翼「馬鹿か、話し聞いてなかったのかよ。お前は珀龍神の姫なんだ。単独行動はするなと言っただろ?」
な!?馬鹿とは何よ馬鹿とは!!
何か翼って私の扱い酷くない??
理「どうもすみませんでしたねー。」
少しムカついた私は嫌味っぽく言ってやった。
翼「クスッそう怒るなよ。にしても凄いとこに住んでるんだな。」
そう言いながらマンションを見上げる翼。
まあ確かにね。
私が住んでるのはここら辺では有名な高層マンション。
しかもその最上階だ。
凄いとこで生活してるなーって自分でも思う。

