それからは皆で他愛も無い話しをした。 菜々夏の学校の話しや陽希のバカ話し。 いっぱいいっぱい笑った。 こんなに笑ったのはいつ振りだろう? ずっとモノクロ世界だった。 そんな色の無い世界にほんのりと色が付きはじめた。 それほど、珀龍神は温かくて心が落ち着く場所。 ここへ来てまだそれほど時間は経っていないけれど、珀龍神は私にとって大切な居場所となるそんな気がした。