No.1ガール〜桜の姫〜①



部屋を出ると階段は下りずに、下が見渡せる少し広いスペースに立った。



下にはすでにたくさんの珀龍神のメンバーが綺麗に整列していた。




翼たちが出て行くと同時に静かになる倉庫。




翼「今日お前たちに集まってもらったのは他でもない。もう知っている奴もいると思うが新しいもう一人の姫だ。‥‥理央。」



翼にそう託されて一歩前に出る。



そしてスーッと大きく深呼吸をした。



理「はじめまして。水瀬理央と言います。これから色々とお世話になります!」



私はそう言ってお辞儀をした。





翼「こいつは俺たち幹部が認めた奴だ。これから先しっかり守れ!!異議のあるやつはいるか?」



「ありません!!」

「皆さんが認めた人なら大丈夫っす!」

「理央さんよろしくっす!!」

「珀龍神へようこそ!」




皆からの歓迎の言葉に思わず笑みが零れる。



ここは温かい場所だね。


まるで覇桜にいるみたい。



今日からここが、この“珀龍神”が私の“新しい居場所”になる。