No.1ガール〜桜の姫〜①



疾「説明はこんなものかな。翼、終わったぞ。」



そう声をかけられた翼は閉じていた目を開けた。



ていうか起きてたんだ。


ピクリともしなかったから寝てるのかと思ったよ。




“コンコン”



説明が終わったのと同時に幹部部屋のドアがノックされた。



翼「‥‥何だ。」



「総長、下の準備が終わりました。」



ノックしたのはさっき下で翼に指示を受けていた下っ端くんだった。




翼「分かった。すぐに始める。」



そう言って翼が立ち上がると、他のみんなもソファーから立ち上がった。



何を始めるんだろう?




優「今から下の奴らに理央のお披露目をするんだよー。」



理「‥‥お披露目?」



菜「まあとりあえず、理央はみんなの前で挨拶すればいいんだよ!私もあの時は緊張したなー。」



え、なに挨拶ってどうすればいいの??



そう思いながら部屋を出て行く皆の後ろを着いて行った。