「きゃー!珀龍神の皆様よ!!」 「どうして地味女が一緒にいるわけ?」 「えーありえないんですけど!!」 ……うん、忘れてたよ。自分の置かれている状況を。 廊下を歩いていると、四方八方から女の子たちの痛ーい視線が突き刺さる。 そりゃそうだよね。 あの珀龍神幹部に手を引かれてどこかに連れて行かれた地味女が次は並んで歩いているんだもん。 私に対する非難と嫉妬の声は物凄い。 優「理央も大変だよなー。」 理「…誰のせいだと思ってるのよ。」 まるで他人事のようにそんな事を言う優聖が憎たらしい。