翼「お前に拒否権はないと言ったはずだ。」 理「本当にしつこい。何で?どうしてそこまで私にかまうの??私に関わったところであなたには何のメリットもないはずでしょ?」 お願いだから、これ以上私の心をかき乱さないで……。 翼「……お前の目が助けを求めてんだよ」 私が、助けを求めてる? 理「別に求めてなんか……。」 翼「だったら、何でそんな辛そうな顔してる。」 真っ黒でまっすぐな瞳が私を捕らえて離さない。 どうしてだろう? この瞳に捕らえられたら必死に押し込めた自分の弱さが溢れそうになる。