No.1ガール〜桜の姫〜①



な、何?もしかしてさっきぶつかったから慰謝料払えとか??



え、神谷翼ってそんな心狭かったの?



て言うか慰謝料ってどれくらい払わなきゃいけないんだろ??




そんな勝手な考えが頭の中をかけめぐる。




だから気づかなかった。


カチャ



理「………え?」


翼「やっぱり正解だった。」



神谷翼の手が顔に近づいて来たかと思うと、途端に視界がクリアになった。




そして目の前にいる神谷翼の手には、さっきまで私の顔にあったはずの分厚い眼鏡。




疾「あー、そう言うことか。」


優「へぇ眼鏡で随分と変わるもんなんだねー。」


陽「あれ?この顔どっかで……ん〜〜あぁ!俺たちが探してた女!!」





………最悪だ。