な、何?もしかしてさっきぶつかったから慰謝料払えとか??
え、神谷翼ってそんな心狭かったの?
て言うか慰謝料ってどれくらい払わなきゃいけないんだろ??
そんな勝手な考えが頭の中をかけめぐる。
だから気づかなかった。
カチャ
理「………え?」
翼「やっぱり正解だった。」
神谷翼の手が顔に近づいて来たかと思うと、途端に視界がクリアになった。
そして目の前にいる神谷翼の手には、さっきまで私の顔にあったはずの分厚い眼鏡。
疾「あー、そう言うことか。」
優「へぇ眼鏡で随分と変わるもんなんだねー。」
陽「あれ?この顔どっかで……ん〜〜あぁ!俺たちが探してた女!!」
………最悪だ。

