理「何?」
だんだんイライラしてきた私は、腕を掴んでいる張本人を睨んだ。
翼「…お前、仲間になれ。」
理「……は?」
思わず素っ頓狂んな声が出た。
仲間になれ?私が??
理「冗談はやめてくれる?」
翼「冗談じゃねえよ。」
まるで逃がさないとでも言うように、腕を掴む手に少し力が入った。
どうやら本当に冗談ではないらしい。
理「お断りします。」
何で私が仲間にならなくちゃいけないのよ。
第一、正体不明の女を仲間にしようとするなんて不用心もいいとこだ。
翼「お前に拒否権はねぇ。」
はあ?何その俺様的発言。
…むかつく。

