No.1ガール〜桜の姫〜①




理「何?」



だんだんイライラしてきた私は、腕を掴んでいる張本人を睨んだ。




翼「…お前、仲間になれ。」


理「……は?」



思わず素っ頓狂んな声が出た。




仲間になれ?私が??




理「冗談はやめてくれる?」



翼「冗談じゃねえよ。」




まるで逃がさないとでも言うように、腕を掴む手に少し力が入った。




どうやら本当に冗談ではないらしい。





理「お断りします。」




何で私が仲間にならなくちゃいけないのよ。




第一、正体不明の女を仲間にしようとするなんて不用心もいいとこだ。




翼「お前に拒否権はねぇ。」




はあ?何その俺様的発言。




…むかつく。