No.1ガール〜桜の姫〜①



優「なぁ教えてくれてもいいんじゃねぇの〜?」



教えてくれと言われて教える馬鹿が何処にいる。



いたら教えてほしいものだね。



私は周りなんて無視して残りのココアを飲み干した。



はぁ美味しかった……よし、帰ろう。



ここにいても鬱陶しいだけだし。




理「仁、もう帰るねー。」


仁「おー、じゃあな。」



私は仁にそう声を掛けてカウンターの少し高めの椅子からヒョイっと下りた。



後ろには神谷翼と五十嵐疾風がいたけど、そんなのお構いなしに間を通り過ぎる。



パシッ


翼「待てよ。」



しかしそれは神谷翼が私の腕を掴んだ事によって阻止された。