優「なぁ教えてくれてもいいんじゃねぇの〜?」
教えてくれと言われて教える馬鹿が何処にいる。
いたら教えてほしいものだね。
私は周りなんて無視して残りのココアを飲み干した。
はぁ美味しかった……よし、帰ろう。
ここにいても鬱陶しいだけだし。
理「仁、もう帰るねー。」
仁「おー、じゃあな。」
私は仁にそう声を掛けてカウンターの少し高めの椅子からヒョイっと下りた。
後ろには神谷翼と五十嵐疾風がいたけど、そんなのお構いなしに間を通り過ぎる。
パシッ
翼「待てよ。」
しかしそれは神谷翼が私の腕を掴んだ事によって阻止された。

