No.1ガール〜桜の姫〜①



陸「翼、理央のこと任せてもいいか?実は今回の件で少し気になって調べたいことがあるんだ。」




いつになく真剣な表情の陸玖。


確かに、俺も気になることだらけだ。


それに、勘がかなり鋭い陸玖が言うのだから間違いはないだろう。




翼「分かった。何か分かれば教えてくれ。安心しろ、理央はちゃんと連れて帰ってくる。」




そう言って肩をポンっと叩く。


陸玖は「あぁ、頼んだ。」と言って部屋を出ていった。




菜「翼…。理央から翼が来たら伝えてって言われたことがあるの。」


翼「理央が?」


菜「うん…。信じて待ってるからって。」




フッそうか、全く理央には敵わねえよ。




翼「菜々夏、伝えてくれてありがとな。」




俺は菜々夏にお礼を言って部屋を出た。


外では出発を今か今かと待っているメンバー。




陽「早く行こうぜ翼!理央が待ってんだろ?」



翼「あぁ。行くぞ。」




それを合図に一斉にバイクが動き出す。


待ってろ理央、今迎えに行くからな。





†翼side end†