陸「翼、理央のこと任せてもいいか?実は今回の件で少し気になって調べたいことがあるんだ。」
いつになく真剣な表情の陸玖。
確かに、俺も気になることだらけだ。
それに、勘がかなり鋭い陸玖が言うのだから間違いはないだろう。
翼「分かった。何か分かれば教えてくれ。安心しろ、理央はちゃんと連れて帰ってくる。」
そう言って肩をポンっと叩く。
陸玖は「あぁ、頼んだ。」と言って部屋を出ていった。
菜「翼…。理央から翼が来たら伝えてって言われたことがあるの。」
翼「理央が?」
菜「うん…。信じて待ってるからって。」
フッそうか、全く理央には敵わねえよ。
翼「菜々夏、伝えてくれてありがとな。」
俺は菜々夏にお礼を言って部屋を出た。
外では出発を今か今かと待っているメンバー。
陽「早く行こうぜ翼!理央が待ってんだろ?」
翼「あぁ。行くぞ。」
それを合図に一斉にバイクが動き出す。
待ってろ理央、今迎えに行くからな。
†翼side end†

