No.1ガール〜桜の姫〜①



ざわつく気持ちを抑えながら、今までにないスピードで倉庫に着いた。



開けっ放しのドアからはいつもの賑やかな声は聞こえない。




倉庫の中に入ると、そこには怪我をしている奴やそれを手当てしている奴、壊れたものを片付けている奴もいた。




優「派手にやってくれちゃってんじゃん。」


翼「…あぁ。」




怒る気持ちを抑えながらも、冷静に足を進める。



「…総長…。」



すると、俺たちに気が付いたメンバーの1人がそっと近づいてきた。



「…あの、総長。」


翼「何も言わなくていい。…遅くなって悪かったな。」


「っ…すみません。」




俺はそいつの肩をポンっと叩いて幹部部屋に向かった。